拡張子odsファイルとは?Excelで開く方法4つと、xlsxへ変換する方法
ITオタクのアキラです。
拡張子「.ods」のファイルが送られてきて、『ん?これは何のファイルだ?』と戸惑う方も多いでしょう。
実はこれ、OpenOfficeの「Calc」で保存されたファイル。
このページでは、そんな.odsファイルについて
- どんなファイルなのか?
- Excelで開くにはどうすれば良いのか?
- xlsxなどに変換するにはどうすればよいか?
を分かりやすく解説していきます。
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拡張子「.ods」とは何のファイル?
「.ods」は、OpenOfficeの「Calc」で保存されたファイルに付けられる拡張子です。
OpenOfficeとは、Microsoft Officeと互換性のある「オープンソース(無料版)のオフィスソフト」。
以下のとおり、WordやExcelの代わりとして使え、基本的な操作もさほど変わりません。
用途 |
OpenOffice |
MicrosoftOffice |
---|---|---|
ワープロ |
Writer |
Word |
表計算 |
Calc |
Excel |
プレゼンテーション |
Impress |
PowerPoint |
作図・図形描画 |
Draw |
Visio(office外) |
データベース |
Base |
Access |
数式作成 |
Math |
Math(office外) |
Calcは「xlsx」形式に対応していない
以上の通りExcelともある程度互換性があるのですが、現在Excelのもっとも基本的な保存形式であるxlsx形式(ブック形式)での保存ができないのです。
古い形式である「xls」であれば保存できますが…
▼「xlsx」形式が無いのが欠点…▼
そのため、Calcを使っている方の多くは「.ods」形式でファイルを保存するしかないのです。
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odsファイルを開く4つの方法!
odsファイルを開くには、以下の4通りの方法があります。
なんとExcel2010以降であれば、odsファイルはそのまま開くことができます。
Excelの [開く] から開くか、もしくは以下のとおり
- ファイルを右クリック
- [プログラムから開く] ⇒ [Excel]
でOK。
なお、ExcelとCalcでは書式設定が異なる可能性があり、全ての機能が使えるとは限りません。
そのため、Excelで開けると以下のような「注意」が表示されます。
ちなみに、そのままExcelにてxlsx形式で保存しようとすると、以下の通り警告が出ます。
計算設定が多く含まれる場合は注意が必要ですが、そうでない場合は、xlsx形式に変換で保存してしまっても良いでしょう。
Excel2007以前の場合は、Service Pack2を適応していなければ、odsファイルを開くことはできません。
>>2007 Microsoft Office system Service Pack 2
ただしSP2をインストールするよりも、Excelとしても古いため、この場合はこのあと説明する「Calcのダウンロード」の方が良いかもしれません。
すでに説明のとおり、OpenOfficeは無料ダウンロードできるため、Excelが2007以前であれば、OpenOfficeに含まれる「Calc」をダウンロードしてしまうのも一つの手です。
公式HPは英語での記載なので、フリーソフトを扱う「窓の杜」からダウンロードすれば良いでしょう。
ちなみに、OpenOfficceをダウンロードする際は、必要なソフトだけを選ぶことができますよ。
▼私は「Wirte」と「Calc」のみダウンロードしてます▼
「ods」形式から「xlsx」形式などに変換してから、Excelで開くという方法もあります。
変換方法はこのあと解説しています。
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odsファイルをExcel(xlsx)に変換するには?
では最後に、odsファイルをExcelファイル(xlsx)に変換する方法についてです。
結論から述べると、残念ながら「変換フリーソフト」は存在しておりません。
※当サイトでかなり調査しましたが、もし『こんなのあったよ』というものがありましたら、【info@it-purasu.info】までご連絡頂けますと嬉しいです
そのため、原則は「変換できるオンラインサイト」を使うしかありません。
オンライン変換はとても便利な反面、一度ファイルをweb上にアップロードすることになるため、利用前には個人情報・機密情報が含まれていなかなど、ファイルの中身には十分注意した方が良いでしょう。
さて、「オンライン変換サイト」はいくつかありますが、私がいつも使っているのは「ACONVERT.COM」。
ファイルを選んで「今すぐ変換」ボタンをクリックすれば、数秒でxlsxファイルが作られるため、あとはそれを保存するだけです。
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さいごに!
拡張子odsのファイルについて、中身や開き方、形式の変換方法について解説しました。
最後に簡単にまとめておきます。
- 「.ods」は、OpenOfficeの「Calc」で保存されたファイルに付けられる拡張子である
- Calcは、Excelのもっとも基本的な保存形式である「xlsx形式(ブック形式)」に対応していないため、多くの人が.ods形式で保存している
- Excel2010以降であれば、odsファイルは普通に開くことができる
- Excel2007以前の場合は、SP2を適応すれば開くことができる
- OpenOfficeは無料なので、Calcをダウンロードするのもあり(必要なソフトだけDLできる)
- オンライン変換で、ods⇒xlsxへと変換することが可能
以上、参考になりましたら幸いです。
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