Excelがスクロールしない!できない2つの原因と、一瞬で解除する裏技

Excelがスクロールしない!できない2つの原因と、一瞬で解除する裏技

ITオタクのアキラです。

 

Excelを使っていると、たまに『あれ?スクロールしないぞ?』と様子がおかしくなる時があります。

 

今回はそんな『スクロールできない!』時に考えうる2つの原因と、その解消方法を画像付きで解説します!

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@「ウィンドウ枠の固定」を疑え!

もっとも多い原因としては、「ウィンドウ枠の固定」が行われていることです。

 

 

解決策は?

先に解決策を説明してしまいますが、以下の順にクリックして下さい。

 

  1. [表示] タブ
  2. [ウィンドウ枠の固定]
  3. [ウィンドウ枠の固定の解除]

 

もしもスクロール出来ない原因が「ウィンドウ枠の固定」にある場合、これだけであっという間に解決します。

 

ただし、

 

  • [ウィンドウ枠の固定の解除] が無い
  • [ウィンドウ枠の固定の解除] をクリックしても解消されない

 

場合は、原因A「スクロールロック」を疑え!へと進んでください。

 

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なぜ「ウィンドウ枠の固定」でスクロールしない現象が起きるのか

「ウィンドウ枠の固定」は、先頭行・先頭列などに設定されることが多く、「スクロールしてもその部分だけは表示させておく」機能です。

 

たとえば以下は、1行目を固定表示としているため、2行目以降がスクロールされています。

 

 

 

上記は一般的な使い方です。

 

しかし、誤って「適当なセルを選択した状態で、“ウィンドウ枠の固定” を押してしまった」場合…

 

 

 

なんと、以下の範囲が固定されてしまうわけです。

 

 

 

上では分かりやすく「小さな範囲」にしましたが、誤って「画面を覆うほど大きな範囲」で固定枠を設定してしまった場合、その上でどれだけスクロールしようとしても、スクロールが出来ないわけです。

 

もちろん、画面外ではスクロールされているのですが、それにも気づけません。

 

ただし、エクセルの右下には「ズームバー」が搭載されていますので、この倍率を変更してより大きな範囲を表示すれば、(実際は)スクロールされている部分が見つかると思います。

 

 

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A「スクロールロック」を疑え!

『スクロール出来ない』という悩みには、「十字キー(↑↓←→)を使ったときに、画面がスクロールされなくなった!」というものもあります。

 

※これはキーボード操作の時の悩みです

 

Excelには「スクロールロック」という機能が付いており、これがONになっているときに矢印キーを押すと、以下のとおり「選択しているセルが固定された状態で、スクロールする」のです。

 

 

 

逆にスクロールロックがOFFになっている場合は、矢印キーを押すと、選択しているセルが変わっていくのです。

 

 

 

違いはお分かり頂けましたでしょうか?

 

つまり、普段から「スクロールロック」をONにしている方からすると、これがOFFになっていると『画面スクロールしない!』という悩みになってしまうわけです。

 

ちなみに「ON」になっている場合は、Excel画面の左下に以下の様に「SCROLLLOCK」と表示されています。

 

 

 

 

解決法は?

解決方法は、単純に「スクロールロックのON/OFFを切り替える」だけです。

 

スクロールロックの操作については、以下のページで分かりやすくまとめています。

 

人気の関連ページ!
>><Excel>スクロールロックの設定/解除方法3つと、ショートカットを解説

 

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まとめ!

Excelで『スクロールできない!』という場合に考え得る2つの原因と、その解決法を解説しました。

 

最後に簡単にまとめておきます。

 

  • 一番の原因としては、大きな範囲で「ウィンドウ枠の固定」が設定されている可能性がある
  • その場合は、「ウィンドウ枠の固定の解除」でカンタンに解除できる
  • 二つ目の原因としては、「スクロールロック」がOFFになっている場合に、十字キーでスクロールできなくなる事象がある
  • その場合は「Scroll Lock」を解除するだけで簡単に解決できる

 

以上、参考になりましたら幸いです!

 

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