<エクセル>3次元グラフの作り方と、美しいグラフにする5つの調整項目

<エクセル>3次元グラフの作り方と、美しいグラフにする5つの調整項目

 

 

ITオタクのアキラです。

 

Excelではグラフを簡単に挿入できますが、3次元(3D)グラフもパパッと作成することが出来ます。

 

このページでは、

 

  • 3次元グラフの挿入方法
  • 少しでも見やすくするための5つの調整項目

 

についてまとめました。

 

ぜひ最後までご覧になり、より見やすいグラフを作成して頂ければと思います!

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3次元グラフの挿入は超カンタン!

今回は例として、「東京・大阪・名古屋の一時間ごとの降水確率」をグラフにしてみます!

 

なおグラフの話ではよく「x軸」「y軸」などの言葉が出てきますが、あまり深く考えなくてOK。
(このページではそれらの言葉は使っていません)

 

触っていれば何となく分かるので、完璧を求める必要はありません。

 

 

 

まずはデータを用意しよう!

まずは、

 

  • 縦軸に「時間」
  • 横軸に「観測地」

 

を入力し、降水確率を以下の通り埋めました。

 

 

 

 

この時、「赤く塗っているセル」は必ず空欄にしておいて下さい。

 

ここに文字入力していると、項目の一つとしてグラフ作成されてしまいます。

 

また、縦軸・横軸は逆になっていても問題ありません

 

基本的に、グラフを作った際に自動的に項目が多い軸(今回で言うと [時間] )が「横軸」として作られます

 

 

 

 

1クリックでグラフを作る!

グラフ化するため、縦軸・横軸・データのすべてを選択します。

 

 

 

 

あとは[挿入] タブから、[縦グラフ] アイコンをクリックし、「3-D縦棒」から好きなものをチョイスします。

 

 

 

 

すると、以下の通り3Dグラフが現れました!

 

 

 

 

これだけでも「それっぽいグラフ」なのですが、よく見ると

 

  • 奥行きに「東京」の文字しか表示されていない
  • 縦軸・横軸・奥行きが何なのか分からない
  • もう少し立体化したい

 

などなど気になる部分がありますので、色々調整していきます。

 

必要に応じて取り入れていきましょう!

 

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見やすくするための5つの調整項目!

ここからは「3次元グラフ」を出来るだけ見やすく、それっぽくする方法を解説します。

 

全てを取り入れる必要はなく、『ここを触ればこうなるんだな』ということが分かれば、あとは自分なりに調整してみて下さい!

 

 

 

奥行きを深くする!

まずは3次元らしく、奥行きを少し深くしてみます。

 

グラフを右クリックし、「3-D回転」を選択。

 

右側に設定画面が出てきますので、「奥行き」の数字を適当に変更してみましょう。

 

 

 

 

すると以下のように、奥行きが出ると隠れていた「名古屋」「大阪」などの文字も表示されました。

 

 

 

 

なおこの時「縦軸」や「横軸」にも変化がありますが、これは自動的に見やすい様に項目を間引いてくれています。

 

また「自動サイズ設定」のチェックを外すと、「高さ」も変更できます。

 

 

 

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見る角度を変える!

せっかくの3次元なので、もう少し「3D感」を増やしましょう。

 

今回も同じようにグラフを右クリックし、「3-D回転」を選択。

 

この中の

 

  • 「X方向に回転」

    ⇒左右に動かす

  • 「Y方向に回転」

    ⇒上下に動かす

 

を使います。

 

 

 

すると…

 

 

▼X方向に回転▼

 

 

▼Y方向に回転▼

 

 

 

さらに、「軸の直交」のチェックを外すと斜めから見る形になるため、一気に「3次元感」が加速しますね。

 

 

 

 

この状態でX方向やY方向の回転をすると…

 

 

 

 

見やすい角度に調整しましょう!

 

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グラフの厚みを薄くする!

上のグラフを見ても分かるとおり、グラフ一つひとつに対し、横にも奥にも厚みがあるため、もう少し薄くしてみましょう。

 

右側に書式設定が出ている状態で、グラフそのもの(棒状の部分)をどこかクリックしてみて下さい。

 

すると、「系列のオプション」という設定画面が出てきます。

 

 

 

 

ここで「要素の奥行き」や「要素の間隔」を設定できます。

 

 

▼「要素の奥行き」を変更すると…▼

 

 

▼「要素の間隔」を変更すると…▼

 

 

 

また、「棒の形状」もいくつか変更できます。

 

 

▼以下は「円錐」状に変更した場合▼

 

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軸のラベルを付ける

今は軸に何のラベルも付いていないため、簡単に付けてみましょう。

 

グラフをクリックすると、グラフの右上に「+」マークが出てくるため、その中の「軸ラベル」をクリックしましょう。

 

 

 

 

すると各軸の横にラベルが入りますので、あとは各ラベルをダブルクリックして書き換えていきます。

 

ただし、そのままだと以下のとおり文字が横向いてしまい読みにくいです…

 

 

 

 

その場合、縦書きにしたいラベルをクリックし、文字のオプションから「文字列の方向」を色々と触ってみましょう。

 

 

▼「縦書き」「横書き」などが選べる▼

 

 

すると、以下のようにラベルが読みやすくなります。

 

 

 

 

またラベルを右クリックし「枠線」を選べば、ラベルを枠線で囲うことも可能。

 

※予め入っている「グラフタイトル」も同じ要領で自由に変更可能

 

 

 

 

凡例の位置を調整する

初期段階では「凡例(はんれい)」が、グラフ下にあります。

 

これは自由に動かすことも出来ますし、凡例を右クリック⇒「凡例の書式設定」で上下左右に動かすことも可能。

 

もちろん凡例を右クリック⇒「フォント」から、文字の大きさや太さを変えることも可能。

 

 

 

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便利な技:「軸を入替える」

たとえば、今は

 

  • 奥行きが「観測地」
  • 横軸が「時間」

 

となっていますが、これを入替えたい場合。

 

まずグラフをクリックすると「グラフツール」が起動しますので、その中ので「デザイン」⇒「行/列の切り替え」をクリックすればOK。

 

 

 

 

これだけで、奥行きと横軸の項目が入れ替わります。

 

 

 

 

その他にも「3次元グラフ」の種類はある!

このページでは、例として「縦棒」を使いましたが、

 

  1. グラフを右クリック
  2. 「グラフの種類の変更」をクリック

 

すれば、色々なグラフを選べます。

 

3Dのグラフとしては、他にも「面」「横棒」「等高線」などがあります。

 

 

▼「面」の場合の例▼

 

 

▼「横棒」の場合の例▼

 

 

まあ見にくいですね…。

 

扱うデータによってベストなグラフは変わりますので、色々と切り替えて試してみましょう。

 

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まとめ!

Excelで3次元(3D)グラフを作る方法と、5つの調整項目を解説しました。

 

最後に簡単にまとめておきます。

 

  • 「X軸・Y軸・Z軸」などの言葉は気にしなくて良い
  • データを選択し、挿入タブからグラフを選べば、簡単に3Dグラフを作成できる
  • 奥行きや見る角度、要素の厚みなどを変更することで見やすくなる
  • 「行/列の切り替え」を使えば、軸は簡単に入替えられる
  • 3次元グラフは「縦棒」「横棒」「面」「等高線」などで用意されているため、データに合ったグラフを選択すると良い

 

 

当サイトでは、他にもExcelに関する役立つ情報をまとめていますので、ぜひ便利な知識を身に付けて頂ければと思います!

 

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