拡張子「xps」ファイルを一瞬で開くビューアと、PDF等への変換方法3つを解説!
ITオタクのアキラです。
『拡張子.xpsのファイルがあるんだけど見れないよ!』とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
このページでは、そんなあなたへ
- .xpsファイルってそもそも何?
- .xpsファイルのカンタンな開き方
- PDFなどにパパッと変換する方法
- .xpsファイルを作成する方法
を分かりやすく解説していきます!
スポンサーリンク
.xpsファイルってそもそも何?
XPS形式で保存されたファイルには、拡張子「xps」が付きます。
では「XPS形式」とは何かと言うと、Microsoftが開発した「主に読み取りを可能とした電子文書ドキュメント・ファイル」のことです。
もう少し分かりやすく言うと、PDFのように「元文書の書式・レイアウトを維持したまま変換できる電子ファイル」。
編集が不可能なので、改ざんを防ぎたい文書を配布する時などに便利です。
機能としてAdobeのPDFと似たようなものですが、直接の互換性はありません。
スポンサーリンク
.xpsファイルを開くには?
.xpsファイルを開くには、XPSビューアーが必要。
ただしOSによっては標準装備されているため、ファイルをダブルクリックすればそのまま開けます。
windows10の場合
windows10の場合、OSをインストールした時点で「XPSビューアー」があわせて使える状態でした。
しかし2018年4月のアップデートにおいて、デフォルト(標準)機能搭載では無くなりました。
※もともと機能がONになっていた場合、そのまま使えます
2018年4月以降にOSをダウンロードした方などは、
- [設定] アプリを選択
- [アプリと機能] の中から [オプション機能の管理] へアクセス
- XPS Viewer を有効化
という3ステップで使えるようになります。
windows7、Vistaの場合
Windows7やVistaの場合は、XPSビューアーが標準搭載されていますので、ファイルをダブルクリックすればそのまま開くことが出来ます。
WindowsXPの場合
XPの場合は、マイクロソフトの公式HPより「Microsoft XML Paper Specification Essentials Pack」をダウンロードする必要があります。(無料です)
なおこのPackの中には、
- XPSドキュメントを読み取るための「XPS Viewer EP」
- ファイルをXPSドキュメント形式で出力するための「Microsoft XPSドキュメントライタ」
の2つが含まれています。
ネット上には第三者が作ったフリーソフトなどもありますが、Microsoftが正式にリリースしている上記のビューアが一番確実・安心だと思います。
スポンサーリンク
.xpsファイルをPDFファイルに変換する2つの方法!
「XPSファイルはビューアーで開けます」と言ったものの、『使いにくいから他のファイル形式に変換したい』という方もいらっしゃるでしょう。
そのような時は、
- オンライン変換
- フリーソフト
- 仮想プリンタ
の3パターンで変換可能です。
もっとも手軽に変換できるのが「オンライン変換」。
一旦ネット上にファイルをアップデートすることになるため、ファイルの中身には十分注意して利用しましょう。
個人情報・機密情報が含まれるファイルはアップしないように!
筆者がいつも使っているのが、「XPS to PDF」です。
使い方は超シンプルでして、まずは画面の真ん中に.xpsファイルをドラッグ&ドロップします。
すると「アップロード中」⇒「変換中」となり、最終的にはPDFがZIP圧縮されたファイルとしてダウンロードできます。
あとはZIPファイルを展開すれば、中のPDFファイルを取り出せます。
※ファイルを右クリック⇒「すべて展開」を選択すれば、ZIPファイルは簡単に解凍できます
続いては「フリーソフト」を使った変換方法を紹介します。
フリーソフトとしては「xps2img」というソフトがありますが、海外製です。
PDF以外の画像形式にも変換出来ますが、正直使い方はややこしいです。
以下のサイトで分かりやすく解説されています。
個人的には、PDFにするのであればこの後説明する「仮想プリンタ」の方が楽でオススメです。
これもフリーソフトの一つではありますが、別項目として説明します。
PDFへの変換であれば、仮想プリンタを使うのも一つの手。
仮想プリンタをインストールしておくと、文字通り「仮想のプリンタ」として動き、「印刷する」を押すとPDFとして出力してくれます。(用紙への印刷はしません)
※もともとビューアーなどでXPSファイルを開ける状態にあることが前提
筆者が実際に使っているのはCubePDF(pdf化する無料ソフト)。
使い方は超カンタン!
使い方は極めてシンプル。
- XPSビューアーなどで、.xpsファイルを開いておく
- 「印刷ボタン」もしくは「Ctrl+P」を押す
- プリンター一覧の中から「CubePDF」を選択する
- PDFファイルの保存先を指定できるので、あとは「出力ボタン」を押せば完了
スポンサーリンク
.xpsファイルを作成する2つの方法!
では最後に、XPSファイルを作成する方法も紹介しておきましょう。
やり方は大きく
- 「Microsoft XPS Document Writer」を使う
- 「ファイルの種類」からXPSを選ぶ
の2つありますが、基本は@の方法で良いでしょう。
WindowsVista以降では、XPSビューアーとともに標準搭載されている機能です。
OSが「XP」の場合は標準搭載されていないため、マイクロソフトの公式HPより「Microsoft XML Paper Specification Essentials Pack」を無料ダウンロードすると、ビューアとともにこのDocument Writerも付いています。
使い方はめちゃくちゃカンタン。
XPSにしたい画像やファイルを開きながら、[印刷] をクリック。
すると…
プリンターを選ぶところで、実は「XPS Document Writer」が選べるのです。
上記はExcelからXPSにする場合の画像ですが、たとえば「ペイント」からXPSにする場合も、同様に[プリンタ] から選択すればOK。
これでXPSとしてファイルを保存出来ます。
二つ目の方法もカンタンです。
これは文字通りですが、ExcelやWordにて「名前を付けて保存」をする際に、ファイルの種類で「.xps」を選べば良いです。
まとめ!
拡張子「.xps」ファイルの説明や開く方法、変換、作成方法について説明しました。
最後に簡単にまとめておきます。
- XPS形式で保存されたファイルには、拡張子.xpsが付く。
- XPS形式では、PDFファイルのように編集不可能な文章を作成できる。
- PDFと直接の互換性は無いが、似たようなものである。
- .xpsファイルを開くには専用ビューアを使えば良い(XPの場合はダウンロードが必要(無料))。
- .xpsファイルを他の形式に変換するには、@オンライン変換 Aフリーソフト B仮想プリンタ の3通りの方法がある。
- .xpsファイルを作成するには、基本的には標準搭載されている「Microsoft XPS Document Writer」を使えば良い。
以上、参考になれば幸いです。
スポンサーリンク